ちょっとした異変にも要注意!!近年急増している熱中症
普段、何気ない日常生活をしていると、
知らない間に熱中症になっているケースが
増えてきています。
熱中症の恐ろしいところは、
あまり自覚症状がないまま進行し、
気づいたら意識がない、最悪の場合には
死に至ります。
熱中症にならないようにするには、
日常生活で意識的に少しのケアを
するだけでも防ぐことができるのです。
今回は、なっては危険な熱中症のサインと
ならないようにするための対策を紹介します。
熱中症になっているとなる自覚症状
熱中症は知らない間に進行している
と言っても、なりかけのサインがあります。
そのサインが、何気ないもののため、
気づきにくいのが特徴です。
事前に知っておくだけでも
熱中症になる事を防ぐことが出来ます。
1. 喉の渇きに気づかない
2. 気温が上がっているのに暑いと感じない
3. 五感が鈍る
4. 汗がかかない
5. しょっぱいものがしょっぱいと感じない
喉の渇きに気づかないことは、
体内の水分が抜けてしまい渇いている
感覚までも鈍っている状態です。
体内の水分が不足していると気づくと、
人間の中枢神経は喉の渇きを感じます。
しかし、長時間高温の場所にいると、
蒸発した汗の分の水分補給がなくなって、
脊髄含めた中枢神経の働きが狂います。
そのため、必要な水分を摂取するという
反応が鈍くなるため、
渇きに気づかなくなります。
気温が上がっているのに暑いと
感じないのも、大きな異変です。
本来なら、人間の体の表面で気温を
感じるはずが、体に熱が籠もっている状態だと、
気温の変化に気づきにくくなります。
これにより、気温が上がっているから、
体を冷やす必要があるという
本来の体の反応ができなくなってしまいます。
逆に、日陰に入って涼しいと感じない場合も
同様に注意が必要です。
人に声をかけられる、触られる、目に入った情報に
対する反応速度が鈍くなるというのも要注意です。
これは、体温が上がりすぎて脳が
正常な周囲の環境に対して、
体の動作が鈍くなっている状態です。
汗をかかないのは体質も関係していますが、
本来かくべき量よりも少ないという場合は、
大きな問題です。
熱中症で水分が少ないから汗をかかないという
現象が起こっています。
汗がない状態で体に熱が籠もっている場合は
汗を出したいのに、体内の水分がなくなって
熱中症になっている状態です。
もし、しょっぱいものを食べているのに、塩の味を
感じない、むしろ甘いという場合は要注意です。
人間の体内のナトリウムイオンが不足している
証拠になります。
体内の水分を保持する役割のナトリウムが
汗と一緒に体外に出ているとこのような
味覚異常が出るので、速やかに水分とミネラルの補給が
急務です。
現在はコロナウイルスによる、味覚障害の可能性も
考えられますので、例年以上の注意が必要ですね。
ならないようにするための対策
熱中症にならないようにする対策はズバリ以下の6つです。
1.喉が渇く前に水分を摂る
2.カフェインやアルコールを避ける。摂るときは水分も摂る
3.日陰や日傘で歩く
4.熱中症のタブレットを常に持ち歩く
5.常にいつでも飲める水分を持つ
6.ひんやりシートや保冷剤を所持する
熱中症になりやすい人は、水分を摂る習慣を
変えることが大切です。
喉が渇いてから水分を摂れば良いのではなく、
この状態は体内の水分が不足しているから
飲みたいという反応が出ています。
熱中症の対策になる飲み方は、
喉が渇いていると感じる前にこまめに水分を
摂ることです。
またカフェインやアルコールは
利尿作用があるので、単独で摂取すると
知らないうちに水分不足になります。
そのため、カフェインやアルコールを飲む
場合は、それ以上の水分を摂取することが重要です。
ビールやコーヒー、お茶を飲みたい季節ですが、
水分としてカウントはNGなので注意してください。
夏場はアルコールでの脱水症状、ピクニック等での
お茶による利尿作用で知らないうちになる
ケースもあるため、避けることが賢明です。
日陰や日傘で歩くのも非常に大きな対策です。
コンクリートからの熱の反射量が少ないので
日向よりも涼しいです。
横断歩道の待ち時間日向を避けることを
おすすめします。
また日傘を使用して常に自分の上に影を
作るのも非常に効果的です。
最近は男性向けの日傘や遮熱効果に
特化した商品、晴雨兼用の日傘も
多く売られているので、自分にあった商品を
選びましょう。
ミネラル不足も熱中症の原因になりますが、
この対策になるのが熱中症向けで
販売されているタブレットです。
このタブレットには、熱中症の時に不足する
ミネラルやブドウ糖を手軽に摂取することが
出来ます。
加えて、水さえあればタブレットと同時に
食べるだけで、補給ができる優れものです。
ペットボトルの持ち歩きが大変な場合でも、
ミネラル補給ができるので非常に重宝します。
常に飲める水分を持ち歩くのも熱中症対策で
重要なポイントです。
熱中症は知らない間に水分がなくなっています。
通勤と行ったことでも、体の水分は知らないうちに
不足します。
いつでも少しだるいなと思ったら
水分補給できるようにするだけでも、
熱中症のリスクを減らすことが出来ます。
ひんやりシートや保冷剤を持ち歩く、
これも非常に重要で、人間の体でのぼせの原因に
なるのが首の後ろの場所になります。
この部分を重点的に冷やすことで
熱中症の対策になります。
また室内に入ったときでも、
体の表皮を冷やすことで、
体がのぼせている状態を早く解消できます。
注意点は保冷剤の場合は肌に直接使用すると、
凍傷の原因になるので、タオルを使用してくるむことが
非常に大切です。
またタオルを使用することで、
冷えている時間を長時間維持することが出来ます。
今年はコロナ対策による「マスク熱中症」にも注意!
熱中症の特徴は知らないうちに、その症状が進行し、
場合によっては転倒による怪我、最悪の場合は
死に至ります。
そして、症状の進行は何気ない変化なので、
事前に進行の症状の特徴を知っておくことが
非常に大切です。
体を冷やす働きが鈍り、汗が出ない、
体のほてりが場所を移動しても変化がない場合は
要注意です。
早急に涼しい場所に移動後、首の後や脇の下、
足の付根といった太い血管が流れている場所を
中心に冷やしてください。
対策としては、体が水分を不足している
合図を出す前に、水分がある状態を補給し保つこと、
涼しい環境になるべくいられるようにすることです。
暑くなった体を冷やすアイテムもこの時期は
常備することがおすすめです。
また、今年はコロナウイルス対策による
「マスク熱中症」にも注意が必要です。
コロナウイルスの対策も必要ですが、
それとあわせて、熱中症にも十分注意しましょう。
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